2025年

9月

16日

秋の訪れを告げる栗と、一針に込める想い

洋裁教室の皆さん、そしてものづくりを愛する皆さん、こんにちは!9月半ばなのに連日の熱中症警戒情報、いったい秋はいつ訪れるのでしょうか?それでも次第にスーパーなどでは秋の訪れを感じる野菜や果物が並び始めました。 今月も皆さんと一緒に洋裁の時間を楽しめることを心から嬉しく思います。 さて、今月は秋の味覚である栗のチョークアートに、洋裁に込める想いを詩にして添えてみました。

 

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2025年

9月

15日

13_ついに大物!憧れのトートバッグ作りに挑戦

洋裁を始めて5作目。これまでのコースター、ボトルケース、メガネ袋、ストーブケースと小さな作品で基本を学んできた私が、ついに大物、トートバッグに挑戦することにしました。

きっかけは、昔から憧れていた某アウトドアメーカーのトートバッグです。OTOKOミシンを手に入れた時、「これなら自分でも作れるんじゃないか?」と勝手に思い込んでいたのです。

すぐに帆布生地を購入し、いざ製作開始!しかし、これが想像以上に手ごわい相手でした。

 

帆布の壁とOTOKOミシンの真価

 

型紙を裁断し、いよいよミシンで縫い合わせる工程に入ると、早速大きな壁にぶつかりました。

厚くて硬い帆布生地。 これが2枚、4枚と重なると、驚くほどの厚みと硬さになります。

これまでの木綿生地とは違い、フットコントローラーを少し踏んだだけでは針がなかなか進みません。布がミシンの中で止まってしまったり、針が布を貫通しきれずに糸が絡まってしまったり…。

「やっぱり大物は難しいな…」と内心諦めかけましたが、ここで相棒のOTOKOミシンの真価が発揮されました。

フットコントローラーをしっかりと踏み込むと、強力なモーターが力強く作動し、針が分厚い生地を「ズズズ…」と確実に縫い進めてくれます。まるで、分厚い氷を砕くように頼もしいその姿に、何度も「すごい!」と声を上げてしまいました。

やはり、大物を縫うには、しっかりした針とモーターのパワーが重要だということを肌で感じました。

 

新しい技術の習得:ポケットと持ち手

 

トートバッグ作りでは、これまでの技術に加え、さらに新しい技術を学ぶ必要がありました。

  • 外ポケットと内ポケット 布を袋状に縫うだけでなく、きれいに縁を処理し、本体にずれないように縫い付ける必要があります。さらに入れやすくするために、中央に余裕を持たせて縫うなど、工夫が凝らされていて、先生のポケット作りの技術に感心しました。

  • 持ち手の取り付け トートバッグの顔ともいえる持ち手。一番力がかかる部分なので、しっかりと縫い付ける必要があります。ミシンを何度も往復させて、丈夫に縫い付ける方法を学びました。


 

そして、憧れのトートバッグが完成!

 

苦戦しながらも、先生の丁寧な指導と、OTOKOミシンの強力なパワーのおかげで、ついにトートバッグが完成しました!

 

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2025年

9月

06日

12_懐かしの相棒に新しい服を!「ガソリンストーブケース」に挑戦


 

定年退職後、洋裁を始めて早4作目。今回の作品は、私にとって特別な存在のものです。

それは、40数年前、若い頃の私の冒険にいつも寄り添ってくれたガソリンストーブ「スベア123」のケース。夏は登山、冬はスキーへと、山へ出かけるたびに即席めんやコーヒーを沸かしてくれた、懐かしい相棒です。

いつの間にか外箱が傷んでしまっていたので、これまでに学んだ洋裁の技術を使って、新しいケースを作ってあげることにしました。


 

新たな課題は「ヒモ通し」

 

四角いコースターで「縫い代」「角出し」、ボトルケースやメガネ袋で「マチ」を学び、少しずつ技術が身についてきた私。今回のストーブケース作りで加わった新たな技術は、「ヒモ通し」でした。

巾着袋のように、口の部分にヒモを通して絞るための構造です。

先生(妻)から教わったヒモ通しのやり方は、

  1. 口の部分を折り返して縫う。

  2. その折り返した部分にヒモ通し口を開けておく。

  3. ヒモを通す。

というもの。

簡単そうに見えましたが、「ヒモ通し口」の正確な位置や、折り返し部分の幅を均一に保ちながら縫うことが、初心者にはなかなか難しい!

特に、ヒモ通し口を開けておく部分を間違えて、うっかり最後まで縫ってしまいそうになることも…。先生に「そこは縫っちゃダメよ!」と何度も助けてもらいながら、なんとか口の構造を完成させることができました。


 

新しいケースをまとって、いざ山へ!

 

そして、すべての工程を終え、ついにガソリンストーブケースが完成!

 

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2025年

9月

05日

11_練習あるのみ!将来の夢へつながる「メガネケース」に挑戦

定年退職後、洋裁を始めてから3作目となる今回の作品は、メガネケースです。実は、将来は革でオリジナルのメガネケースを作りたいという密かな目標があり、そのための練習として、まずは前回ボトルケースで使ったのと同じ木綿の余り布で挑戦することにしました。

四角いコースター、立体的なボトルケースとステップアップしてきましたが、今回のメガネケース作りで、また新たな発見があったのです!


 

まさかの盲点!上糸と下糸は同じ色じゃない?

 

メガネケースの作り方自体は、これまでの応用で筒状に縫うものでした。特に問題なく、私はいつものように、上下とも同じ色の糸をセットして縫い進めました。

そして、試行錯誤の末、ついにメガネケースが完成!

 

 

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2025年

9月

02日

10_コースターの次はボトルケース!「マチ」と「タブ布」に挑戦

 定年退職の記念に、甥がプレゼントしてくれた「snow peak」のステンレスボトル。スタイリッシュなデザインを傷つけないように、これにぴったり合うケースを自分で作ってみることにしました。

四角いコースターで基本を学んだとはいえ、筒状のケースを作るのは初めて。新しい挑戦にワクワクしながらも、先生(妻)から渡された課題は**「マチ」と「タブ布」**。さあ、私の次なる奮闘記、始まります!


 

ボトルケースの鍵「マチ」に大苦戦!

 

今回のボトルケース作りで、私が最初にぶつかった壁が「マチ」でした。

マチとは、バッグや袋物の底にある、奥行きを出すためのパーツです。これがあることで、ボトルケースが立体的になり、ボトルを安定して収納できるようになります。

マチの作り方は、側面になる布を筒状に縫い、その底部分を折りたたんで縫い合わせるというシンプルなもの。

しかし、実際にやってみると、これが難しい!

「底部分のサイズをどう決めるか?」

これが最大の課題でした。ボトルの底は円形ですが、マチは直線で縫い合わせるため、その長さをぴったり合わせるのが至難の業。計算を間違えると、底が余ったり、つったりして、ボトルがうまく収まらないことに。

頭を抱えていると、「ボトルの直径を測って、そのサイズに合うマチにすれば大丈夫よ!」という先生の明快なアドバイスで、なんとかサイズを決定することができました。


 

厄介な強敵「タブ布」を攻略!

 

マチに加えて、もう一つの難敵が「タブ布」でした。

タブ布とは、キーホルダーなどを取り付けるための、小さな帯状の布です。今回私が作ったボトルケースでは、ショルダーストラップをつけられるよう、上部にタブ布をつけることにしました。

今回のボトルケースでは、余り布の木綿生地を使いました。軽くて縫いやすいのですが、このタブ布は、何重にも折りたたんで本体の生地と重ねて縫うため、驚くほどの厚みになります。

通常の家庭用ミシンでは、この厚みを縫うのは至難の業。針が折れたり、糸が絡まったりする可能性もあります。

でも、私には頼もしい相棒がいました!

「これなら大丈夫!OTOKOミシンの出番だ!」

厚物もスイスイ縫えると評判の「OTOKOミシン」の出番です。先生も「このミシンなら余裕ね!」と太鼓判を押してくれました。

フットコントローラーをしっかりと踏み込むと、ミシンは力強い音を立てて、分厚い生地をものともせず縫い進めてくれました。針が上下するたびに、「おぉ!」と感動の声が出てしまいます。


 

初のボトルケース完成!

 

「マチ」の計算と「タブ布」の厚みという新しい課題を乗り越え、ついにボトルケースが完成しました!

 

 

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